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I am so Lucky Man!

見知らぬ乗客

千秋楽にして・・・やっと観れたよ。
すごく近くていい席で観たから、もうアップアップって感じだったけど。
あと二回は観たかった。

N宮大好きなワタシ目線を満足させるだけじゃなくて
演出・脚本含めた全体と他の役者さんの演技とか お芝居好きなワタシ目線と
純粋に物語好きなワタシ目線のあれこれを満喫するために。

物語の性質上、観終わって「あーよかった」ってお芝居ではなくて
だけど「いいお芝居を観たな」って感じる舞台だったことに間違いはなくて。
「N宮さんカッコよかったね」「ドキドキしたね」って語る友に「うん・・・」と言いつつ
スッゴイ違和感を感じた。
もちろん・・・彼は身も心も病んでいるその姿すらカッコよかったんだけど。
「あの舞台装置はさぁ」「あのときの表情と台詞の解釈は?」って
芝居好きな友人とどっぷりみっちり芝居語りしたかったよ。

そんなこんなで「もったいない」 いろんな意味でそう思った。

(ほぼ)ジャニヲタにしか取れないチケットだったのが悔しい。
だからってN宮さんがこだわった(?)ハコの大きさに間違いはなく
アレ以上大きな劇場でやる芝居だとは思えないし。
観客入れりゃいいってもんではないし。
なんつーかね・・・
O野さんの“フリスタ”が結果的にジャニヲタにしか観れないモノになってしまった
あの時感じた“残念な感じ”と同じ。
人気が出過ぎた彼らの宿命なのかな?なんか違うくない?

ココ数年 ずっと感じる“違和感”そんなもんが胸の片隅にずっとある。


ようやくお芝居の感想・・・

モノトーンの舞台
黒い床 黒い壁 小道具はすべて白か黒かグレー 衣装もすべて白か黒かグレー
街の雑踏や流れる景色の影。
ずっとモノクロの映画を観ている様な・・・・そんな舞台。

ブルーノは存在そのものが最初っから“哀しい狂気”
出会う前からただガイを愛していただけなんじゃないかと思う。
愛していたから出会うように自分で仕向けた?
殺したいほど父を憎んでいたワケじゃなく、ただガイと関わり続けたかった?
(ソレで殺された父はたまらんな?)

物語の進行とともにブルーノがますます病んでいく姿が恐ろしくて
ただただそれに巻き込まれてゆくガイの姿も恐ろしくて
しょっぱなから最後までグングングングン引きこまれた。
あの尺のあのスピード感のお芝居で、途中休憩はいらんと思ったけど。
最後まで一気に持ってって欲しかったな。

秋吉ママンがめちゃくちゃ魅力的。

ママンに限らず、
マザコンでアル中でおこちゃまな・・・世間的にはどうしようもないダメ男ブルーノをはじめ
物語の登場人物がみんなとても魅力ある個性として描かれていて
その個性がみんなこれまた魅力的に演じられている感じ。
それぞれの役者さんの力量が十分に発揮されていた気がする。
それだけに“難解”ではない・・・すごくいい意味でわかりやすい舞台 だったかも。
ちゃんと理解できてないのにわかりやすい・・・もないか。

あーもう わからん。
書いてるうちに頭の中ごちゃごちゃ。やっぱり・・・もっと観たかった。

あたりまえだけど
病んで狂って堕ちてゆくブルーノとガイがあまりにリアルだったから
カテンコールに現れたN宮さんと滋ちゃんの笑顔にほっとした。

鳴り止まない拍手に何度も何度も現れて
おでこが膝にくっつくくらい深々とおじぎしてくれたN宮さん。
カンパニーの皆さん。
ありがとう 本当にお疲れ様でした。 

いやぁ・・・それにしてもせめてもう一回観たかった。



by LuckyMan38 | 2009-08-12 21:01 | TV・映画・舞台

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by LuckyMan38
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